JA東京スマイル

JA東京スマイルについて

ごあいさつ

 組合員をはじめ地域の皆さまにおかれましては、平素よりJA東京スマイルの事業、活動に対しまして、格段のご理解とご支援を賜り、心より厚く御礼申し上げます。

 さて、昨年は梅雨明けから三ヵ月にわたり記録的な猛暑や少雨が続き、営農や農作物に重大な影響が出ました。さらに、激甚災害に備えた買い込みやインバウンド等による外食需要の急増、物流変化など、様々な要因からコメの不足感が価格の高騰を招き、双方ともに今年度になってもいまだに影響が残っています。このように多発する自然災害や食料供給の不安定化、需要構造の変化が相まって国民生活・国民経済に大きな影響を及ぼすことになりました。

 一方で、農産物の適正価格の形成の議論がなされています。今までのように、消費者目線の価格ではなく、生産者が再生産可能で持続的発展の望める価格の形成を目指し、JA東京グループとともに運動を展開しているところです。また、営農面においても、肥料や資材の高騰が続いており、組合員の所得増大の一助として各種助成金の活用のお手伝いを積極的に推進しています。さらに、レンタル農機の充実など農家負担の軽減を図る取り組みを行ってきました。今年度も引き続き、組合員の負託に応えられるよう取り組んでまいります。さらに今年は、昨年のJA東京大会で決議された4つの議案「未来へ続く東京農業の確立」「JA組織基盤の確立」「強固なJA経営の実践」「地域住民とJAをつなぐ地域社会づくり」に基づく、当組合の3ヵ年計画も策定いたしました。今後の組合運営の中核を担う中期計画であり、組合員をはじめ地域の皆さま、そして、地域の暮らしに役立つJAとして、役割が発揮できるよう計画の着実な実行に取り組んでまいります。

 本年2月25日には、鎌田支店を江戸川支店と統合し、営業を開始しました。事業管理費の軽減と事業の効率化による効果は大きく、今後も支店再編に取り組んでいきます。なお、鎌田支店の跡地には、相談ブース、ATM 、直売所を備えた『すまいるプラザ鎌田』の建設を予定しており、今後も組合員の拠り所として活用してまいります。

 結びに、総合事業を営むJAとして、農業や地域社会にとってなくてはならない組織であり続けるため、役職員が一丸となり「不断の自己改革」を進めてまいります。より一層のご支援・ご理解を賜りますようお願い申し上げますとともに、皆さま方のご健勝とご繁栄を心より祈念いたしまして挨拶といたします。

令和7年7月
東京スマイル農業協同組合
代表理事組合長 眞利子伊知郎

役員一覧

代表理事組合長 眞利子 伊知郎
代表理事副組合長 柴田 清
代表理事専務 谷古宇 博
常務理事 臼倉 敏行
常務理事 市村 朋宏
常務理事 髙橋 宏明
代表監事 西野 利一
常勤監事 横田 敏彦

経営理念・ビジョン

経営理念

組合員とともに、農業と緑のある環境を守り、安心で笑顔のあふれる地域づくりとより良いサービスを提供し貢献します。

ビジョン

  1. JA東京スマイルは、都市農業の大切さが地域に根ざすよう、担い手と共に安全・安心な農産物の提供に取り組みます。
  2. JA東京スマイルは、組合員の声に耳をかたむけ、絆を強め活力ある組織をつくります。
  3. JA東京スマイルは、すべてのお客様に、きめ細やかなサービスを通して、利益と満足を提供します。
  4. JA東京スマイルは、コンプライアンスの強化と財務の健全化により、経営の改革を進めます。

JA東京スマイルの取り組み

JA東京スマイルは、令和4年度より新たな3ヵ年計画『組合員・JA・地域が紡ぐ知恵と創造と協同の輪』をメインテーマに、「食と農を基軸として地域に根ざした協同組合」として、持続可能な東京農業と豊かでくらしやすい地域社会の実現に向け、4つの取り組み骨子を掲げ事業活動を展開してまいります。今後も施策の確実な実践を通し、組合員・地域社会のニーズに応え、必要とされるJAを目指してまいります。

取り組みの骨子

  1. 未来へ続く東京農業の確立

    農業の担い手が長期的な営農ビジョンを描けるよう、持続的な東京農業を実現します。

  2. JA組織基盤の確立

    「組合員の組織」である原点に立ち、組合員と共に考え、学び、歩む組織運営を行います。

  3. 強固なJA経営の実践

    健全で強固な経営基盤を確保し、持続可能でし信頼される組織・事業運営を行います。

  4. 地域住民とJAをつなぐ地域社会づくり

    人と人とのつながりをより強固にし、持続可能な地域農業・地域社会づくりに努めます。

地域に笑顔と豊かなくらし
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JAの概要

名称

東京スマイル農業協同組合

代表

代表理事組合長 眞利子 伊知郎

本部所在地

〒125-0063 東京都葛飾区白鳥4-11-17 / TEL 03-5680-5550(代表)

事業内容

営農指導事業・信用事業(JAバンク)・共済事業(JA共済)・購買事業・販売事業・宅地等供給事業・遺言信託事業・利用事業

設立

2001年(平成13年)4月1日

管内エリア

東京都足立区・葛飾区・江戸川区・江東区(一部)

組合員数

令和7年3月31日現在
正組合員数 4,553名
准組合員数 9,752名
合計 14,305名

主な事業実績・資産内容等

令和7年3月31日現在
出資金 7.95億円
貯金残高 3,341億円
貸出金残高 1,509億円
長期共済保有高 6,166億円
宅地等供給事業収益 2.12億円
購買品供給高 1.69億円
利用(葬祭)事業収益 0.60億円
受託販売品取扱高 0.90億円

店舗数

本支店14、センター2、直売所3

役員

理事 29名(女性理事3名) (うち常勤6名)・監事5名(うち常勤1名)【令和7年3月31日現在】

職員数

271名(うち正職員256名・常勤嘱託15名)パートタイマー11名【令和7年3月31日現在】

JAの組織図

JAの組織図(PDF)

沿革

2001年(平成13年)4月1日、江東三区にある3JA(足立農業協同組合・葛飾農業協同組合・江戸川区農業協同組合)が合併し、東京スマイル農業協同組合(JA東京スマイル)が誕生しました。

JA東京スマイル20年のあゆみ(PDF)

ディスクロージャー

JA東京スマイルの安心・健全経営を公開いたします。

自己資本比率

金融機関としての安全性、健全性は……

JA東京スマイルの「自己資本比率」は国内基準の4%を大きく上回っており、安心してお取引頂けます。

自己資本額 295億円
自己資本比率 20.01%
経営の健全性とは
 経営の健全性をはかる指標として、「自己資本比率」が用いられますが、その基準は次のようになっています。
  • 国内基準……4%以上
  • 国際基準……8%以上
  • (海外に拠点を有する金融機関)
経営状況

令和6年度の経営状況は………

JA東京スマイルは「地域社会への貢献」と「健全経営」を目差し、お客様のニーズに応えるべく、経営体制の構築を図っております。

経常利益 4億6,297万円
当期剰余金 3億1,731万円
JAバンク・セーフティネット
資産内容

令和6年度の事業実績・資産内容は………

JA東京スマイルは、資産の安定・充実に努めております。

貯金残高 3,341億円
貸出金残高 1,509億円
総資産額 3,635億円
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管内の農業について

3地区の農業について

足立地区 葛飾地区 江戸川地区
野菜作付面積上位品目 野菜作付面積上位品目 野菜作付面積上位品目
作付面積順位 作付面積順位 作付面積順位
順位 品目名 面積
(ha)
収穫量
(t)
順位 品目名 面積
(ha)
収穫量
(t)
順位 品目名 面積(ha) 収穫量
(t)
1位コマツナ35.2427 1位コマツナ38695 1位コマツナ1412,631
2位エダマメ17.386 2位エダマメ7.568 2位エダマメ3.670
3位ブロッコリー8.456 3位ネギ2.345 3位ホウレンソウ1.718
4位カリフラワー3.528 4位キャベツ2.292 4位タカナ1.528
5位キャベツ3.392 5位ブロッコリー1.919 5位スイートコーン19
6位ネギ2.431 6位ホウレンソウ1.314 6位ネギ119
7位ダイコン2.364 7位ダイコン1.251 7位シュンギク140
8位タマネギ2.327 8位ジャガイモ1.121 8位トマト0.972
9位ホウレンソウ2.216 9位トマト0.849 9位シントリナ0.815
10位ジャガイモ2.128 10位スイートコーン0.76 10位ダイコン0.853
花卉類 花卉類 花卉類
作付等状況 作付等状況 作付等状況
  面積
(ha)
出荷量
(千本・枚・鉢・球)
  面積
(ha)
出荷量
(千本・枚・鉢・球)
  面積
(ha)
出荷量
(千本・枚・鉢・球)
切花・切葉6.1805 切花・切葉0.225 切花・切葉--
花壇用苗もの1.1300 --- 花壇用苗もの3264
鉢もの-- --- 鉢もの2.772

 

※表示単位に満たないものは「0」で表記  
 該当なしは「‐」で表記

参考文献 東京都農作物生産状況調査結果報告書 令和5年度産より

農業状況

農業の発展と地域の「輪」を大切に育てます。

地域に開かれたJA

地域に開かれたJAとして、組合員・地域住民に対しサークル活動・行事などへの積極的な参加を促していくほか、区民農園・学童農園・ふれあい農園などの交流型農業によってふれあいとやすらぎの場を提供し、地域に密着して主体的に貢献するための体制を確立します。

営農指導体制の強化と後継者育成

農業振興を実践するため、各種生産者組織と青壮年部等の後継者組織の活性化を図り、営農指導体制を充実します。また、直売事業の拡充などにより、地場産野菜の地産地消運動を積極的に展開し、地域のニーズに応える流通販売対策を推し進めます。

安全・安心な農産物づくりの確立

当JA管内で生産される農産物に関する諸問題を防止するため生産履歴管理・農薬適正使用システムの普及による安全・安心な生産物を促進し、消費者から『食』の安全性への信頼を得られるように努めます。

健康で豊かな暮らしの実現

「組合員・家族の健康で豊かな暮らしの実現」を図るため、健康管理・高齢者福祉活動の積極的展開を図るとともに、気軽に利用できる施設の拡張・整備など、組合員と地域社会の幅広いニーズに総合的に対応する「くらしの拠点」を築きます。

特産農産物

代表野菜 小松菜

私達の地域は「コマツナ」を中心に栽培しており、生産高も都区内ではトップクラスです。

栄養価

ビタミン、カルシウム、カリウム、鉄など、ほうれん草に含まれる栄養分に似ていますが、ビタミンB2の量は野菜の中でもトップクラス。カルシウムの量はほうれん草の約5倍です。

小松菜

小松菜

サラダ小松菜

サラダ小松菜

サラダ小松菜

『サラダ小松菜』は江戸川区と江戸川区農業経営者クラブ、弘前大学の連携で始まった『えどがわ農業産学公プロジェクト』で開発し商品化されました。

ホウレンソウや小松菜には硝酸塩が含まれているため加熱して食べるものだとされていましたが2年間の研究の結果、江戸川区内産・サラダ小松菜の安全性を実証しました。

従来の小松菜よりもえぐみがなく甘みも増して生でも食べやすくなっています。

JA東京スマイル管内で収穫される主な農産物
エダマメ
エダマメ

エダマメ

夏の旬の味覚を代表する『枝豆』は管内では主に足立区、葛飾区で生産されています。特に足立区は23区内でも一番の収穫量を誇っています。露地ものは、春先に種をまき、除草や病害虫などに気をつけながら管理を続け、6月初旬には市場へ出荷されます。7月に出荷の最盛期を迎え、8月のお盆前まで続きます。

キャベツ
キャベツ

キャベツ

キャベツが日本に入ってきたのは明治の初めごろで和名を甘藍といいます。そのむかし、葛飾区細田の中野藤助が栽培研究や改良を続け「中野甘藍」という春に収穫ができる品種をつくり、日本でのキャベツ栽培の基礎を築いたとされています。現在でも葛飾区では特産野菜として生産され市場でも高い評価を得ています。

ツマモノ
ツマモノ

ツマモノ

料理にそえて季節感や風味を演出するために使用する野菜です。足立区の栗原地区を中心に扇、興野地区などで芽紫蘇、穂紫蘇、鮎タデ、ツクバネ、サンショなどのツマモノ栽培が行われています。

亀戸ダイコン
亀戸ダイコン

亀戸ダイコン

亀戸大根の形はニンジンに似て、小ぶりな大根です。味は辛味があり、漬物に適しています。江戸後期は江東区亀戸周辺でつくられていましたが都市化の影響から葛飾区で生産するようになり、現在では葛飾区と江戸川区の数件で生産しています。この貴重な亀戸大根は当JAの葛飾元気野菜直売所にて季節限定で販売されます。

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直売所


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